ヒキニートのダイエット方法

「やせたい……」

ダイエットは、大半の女性の永遠のテーマではないだろうか。かくいう私にとってもダイエット（本来“ダイエット”とは規定食や食事療法を表す言葉だがここでは減量目的の意味で使用する）は永遠のテーマだ。
最近ではぽちゃかわブームなんてものもあるが、ぽっちゃりとデブは違う。まして「かわいい♡」かどうかは元々の顔の造形に寄る、と私は個人的に思っている。

こうして好き放題書いている私自身、標準体重よりも若干重い。デブはデブに厳しく、異性よりも同性の方が見た目に関してはシビアだ。

女子同士でよく繰り広げられる会話、
「はぁ〜……やばい！ダイエットしなきゃ〜！」
「えー？◯◯ちゃん全然細いじゃーん！ダイエットする必要なんかないって！」
というやり取りは一見微笑ましく見えるが、実際のところ、
「◯◯ちゃんがやせたら私の体型が（悪い意味で）目立つからやめて」
「◯◯ちゃんだけキレイになるのはずるい」
など……業の深い女の念が込められている（と、私は考えている）。

これ以上書き続けていると自分の性格の悪さがどんどん白日の下にさらされる気がするので、さっさと本題に移ろう。

昨年の話になるが、私は約7ヶ月で18kgほどやせた。最近油断してモリモリと食べていたら2kgほど増えてしまったので、リバウンド防止のためにも実際に行っていたダイエット方法をここに書き残しておこうと思う。

※スタート地点（体重）が超ヘヴィーなので、私と同じ方法を試しても18kgの減量は不可能であることを頭の片隅に置いて読んで頂ければ幸いです。

気が付いたらデブだった

昨年、私は精神的にめちゃくちゃ具合が悪かった。今でも通院と投薬治療は続けているけれど、あんなに具合が悪い状態が長く続くのは久しぶりだった。仕事を辞める少し前からむちゃ食いがやめられず、かと言って体を動かすわけでもなかったので当然の如く太った。
ある日、何気なく部屋の隅にある体重計に乗ったら80kgをオーバーしていた。ちなみに私の身長は166cm。80kgを超えるとさすがに動作も鈍くなる。服のサイズも当然ない。ユニクロのXLサイズですらモノによっては入らない。

大きいサイズの方向けのメーカーやブランドのお世話になるのはどうしても私の無駄に高いプライドが許さなかった（結局数回お世話になったのだが）。

外に出なくてもダイエットは可能

タイトルの通り、私は仕事を辞めてからひきこもりのニートだった（今現在は時々お仕事を頂いているので半分ニートみたいな感じ）。
お昼過ぎに目を覚ましダラダラと食べ続け、ほとんど外に出ることもなくiPhoneをいじり、眠くなったら寝る生活。

5月も後半にさしかかろうとしていた頃、「あ、このままだとマジでやばいかも」と思い、ようやく重い腰を上げた。本当に重かった。

アプリで食事管理

まず私が始めたのは食事管理。それまで好きなものを好きなようにダラダラと食べていたので、アプリを使って1日の摂取カロリーの目安を把握。食事のたびにメニューを入力し、自分が毎日何をどれくらい食べているのかを記録した。

カロリー管理（痩せるアプリ）

• Soohyun Park
• ヘルスケア／フィットネス
• ¥100
• 

私が使っていた（現在も使っている）アプリは“カロリー管理（痩せるアプリ）”。摂取カロリーはもちろん、体重・体脂肪率の入力もでき、数値を入力すれば自動的にグラフ化されるので見やすく使いやすい。こちらは有料だが、似たようなアプリで無料のものも多数ある。

レコダイエット-食事のカロリー記録で簡単ダイエット

• Chao Dong
• ヘルスケア／フィットネス
• 無料
• 

食べて痩せるダイエット - あすけん（かんたん食事記録でカロリー計算＆ダイエット！体重管理・カロリー管理ができるダイエットアプリ）

• WIT Co., Ltd.
• ヘルスケア／フィットネス
• 無料
• 

※体重測定は毎日決まった時間（朝でも夜でもOK）に行うことがポイント。

カーヴィーダンスを再開

食事管理と空腹感に慣れてきた頃、一時期ハマってしばらく放置していたカーヴィーダンスのムック本を引っ張り出した。外には出たくない、しかしそろそろ運動も取り入れるべき。よし、人知れず部屋で汗だくになって踊ろうではないか。 

DVD付 樫木式カーヴィーダンスで部分やせ！(ヒットムックダイエットカロリーシリーズ)

 実際、久しぶりに踊ったら筋肉痛になった。私が持っているシリーズ（部分やせ）は、リズム感がなくても運動が苦手でもできるようなプログラムになっているので、よっぽど運動不足だったのだと思う。ニートは基本的に暇である。カーヴィーダンスは毎日楽しく継続した。

メアリーとの出会い

食事管理、カーヴィーダンス、どちらも体が慣れてきた。そろそろ新しい風を取り込みたい、そう思った私は2chのダイエット板（通称：ダ板）で「バレエ・ビューティフル」の存在を知る。どうやら「キツイ」らしい。そして「効く」らしい。エクササイズを考案・指導しているメアリー・ヘレン・バウアーズは、ナタリー・ポートマンからオファーを受け映画『ブラック・スワン』での役作りとしてトレーニングを担当……これはやりがいがありそうである。

バレエ・ビューティフル　2枚組 ?ベーシック・ワークアウト/ターゲット・ワークアウト? [DVD]

早速、エクササイズを行う際は床に敷いた方がいいと先人たちが教えてくれたヨガマットと一緒に2枚組のDVDをAmazonで購入した。ヨガマットは購入して正解だった。そして、バレエ・ビューティフル（以下バレビュ）は想像以上にキツかった……！

画面越しのメアリーは涼しい笑顔で優しく語りかけてくれるのだが、こちら側は笑顔なんて作る余裕などない。初めてベーシック・ワークアウトを通して行った日の翌日、全身が筋肉痛でしばらく動けなかった。マジでキツイ。しかしこれは確実に効いた。
週に3〜4日のペースでバレビュのエクササイズを続けていたら、埋もれていた鎖骨がお久しぶりですこんにちは。パンパンだった二の腕も（まだプヨプヨだけど）、いくらかスッキリした。おかげでパフスリーブのTシャツを着ることができた。……感動！

今後もゆる〜く続けていきたい

冗長になってしまったが、健康のため、自己満足のため、これからも上記で紹介した方法でゆる〜く長くダイエットを継続していきたい。私は熱しやすく冷めやすいところがあるので、また新しい方法を取り入れたらここで随時報告する予定。

余談

体重がMAXだった頃でもある一定数の異性からは需要があることを確認した。まあ、世の中色々な人がいますよね……。